夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

卵焼きのレシピ、うちの場合

卵2個を割ります。そこへ砂糖を大さじ1杯と、醤油をほんの1滴くらい?(2滴でもいいと思うけどとにかくちょっとね)、を入れて混ぜます。次にフライパンに油を引いて熱したらさきほどの卵液を流し入れます。全部入れちゃいます。少し固まってきたらお箸で混ぜて、お好みの固さになったら火を止めて器に盛りつけます。これで卵焼きというか炒り卵のできあがりです。お弁当に入れるときは卵焼き器を使っているけど、それ以外はいつも炒り卵にしています。なぜって?そのほうが楽だからだよ。いつも朝ご飯に出て来るあの卵焼きというか炒り卵はそんなずぼらな心持により作られていたのです。あなたがもう少し大きくなったらお酒もほんの1滴か2滴くらい入れたいところです。

卵焼き器を使っての作り方。以前手を取って教えたね。覚えていないかもしれない。でもその方法は料理の本を見れば載っているしネットでもすぐに調べられるよ。ただ分量はこんな感じだよというのを残しておきたくてね。うちの場合はこうだよ。

こうして少しづつ残しておきたいことを解放していけたら、悔いがなくなっていいんじゃないかと思う。でもこんなこと言っている人が超絶長生きしたりしてね。100歳過ぎて表彰されるとか。この先の景色を見続けることができるのだとしたら、それはどんなふうなんだろう。

セルフ胃洗浄への道、ストロング系チューハイとわたし その3

とにかく気持ちが悪くてしかたがなかった。吐いてもすっきりしない。脱水症状が怖くて、嘔吐のあとしばらくしてから水を飲んでみるけれども吐いてしまう。わたしはそうして一晩中、あまりの具合の悪さに眠れずに何度も吐いた。最初は昼食に食べた物が水と一緒に、あとになると胃液だけが水と混じって出てきた。そんなふうに全然水分は摂れなかったものの、用を足したくなってトイレに行くとちゃんと出るではありませんか。飲んだ水を全部吐いていたわけではなく、少しは吸収されていたらしい。脱水症状かどうかをはかるために手の甲の皮膚をつまんでみるとすぐに戻る。大丈夫なようだ。ものすごく気持ちが悪いさなかでもわたしはその点には感心していた。必要な分はちゃんと取り込めるんだなと。人体の神秘だ。うまくできているものですね。緊急事態対策マニュアルが備わっている。

吐いて、しばらくしてから水を飲んで、また吐いて。出てくるのは胃液の混じった水だけ。このセルフ胃洗浄とも言えるような行為を、わたしは何度繰り返したでしょうか。正確には覚えていないけど、たぶん5回くらいだったんじゃないかと思う。明け方の5時ころになってようやく眠気が訪れたので、ソファーの上で1時間ほどうとうとして、目が覚めたらトイレに行って用を足した。吐き気はもうしない。何度も吐いて、ようやく何も出すものがなくなったようだった。すっきりしたわけではないけど、なんとか動けるようになり、ほぼ寝ていなかったけど朝ごはんの準備をして息子を起こし、食べさせて学校へ送り出した。彼には「お母さんきのうは何回も吐いてたね。ずっとおえええええって聞こえてたよ」と言われてしまった。安眠を妨害してすまなかったね。

自分も身支度をして出かける。朝ごはんは食べていない。水を飲んでみたら吐かずに済んだのでとりあえず様子を見ることにした。そしてその日は普通に過ごすことができた。ポカリを飲んでも吐かなかったのでほっとしたし、昼食も普通に食べることができた。ひと晩かかってストロング系チューハイを体外へ出したのだ。しっかり酔うほど吸収してから吐き戻すというのはこんなに大変なことだったんだなと思った。そしてそんなことができる人体のすごさを感じた出来事でした。セルフ胃洗浄はマジで苦しかった。

ほぼ寝ずに夜を明かしたのに、その日は普通に過ごしていたわたし。心のなかでは「だれもわたしが明け方5時までげーげー吐いていてしかもうたた寝1時間しかしていないことなんて知らないんだよな。けっこうやばかったけど素知らぬ顔しているもんね」と思っていました。みんな普通に働いているけど、そういったことを隠しているかもしれないんだ。お酒に飲まれて苦しい夜を過ごしたり、フラれたり、とんでもなくいやなことがあったり、病を抱えていたり。人にはそれぞれいろんなことがあって、そんななかでも礼儀正しく過ごしているんだ。セルフ胃洗浄を超えてそういったことに思いを馳せていこうと改めて思った出来事でした。

その後、わたしはしばらくお酒を見るのもいやになりました。よみがえるあの気持ちの悪さ。もう一生お酒飲めないかもと思っていたけど、しばらくしたらまた飲めるようになりました。でもストロング系チューハイだけは飲めません。あまりの怖さに手を出す気にはなれないのです。お酒に弱い人や、アルコールにまだ慣れていない人がぐいぐい飲むのは本当に危険なものだと思いました。これで一気なんてなんてした日にはもう最悪の事態になってしまうかもしれません。強い人はぐいぐい行っても大丈夫なんだと思うけど、人間ってここまで差があるものなんだね、個体の違いってすごいや。強い人ならコスパよく酔えて最高なのかもしれない。

危ないからお酒に弱い人は飲んだらダメなんだぜストロング系。自分がどこまで危なかったのかはわからないけど、もう2度と飲むまいというかもう怖くて飲めなくなるくらいのトラウマにはなりました。ふっ、これを楽しめない自分が情けないんだぜ。お酒に強くなりたいと思ってビールをちょくちょく飲んでいたけど無理だったみたいです。これからもたまにたしなむ程度にしておきます。

具合の悪いピークには救急車を呼ぶことも頭をよぎったけど、自力でなんとかなってよかったです。

セルフ胃洗浄への道、ストロング系チューハイとわたし これにて完結。ではおやすみなさい。良い夢を。お酒の弱い人はストロング系抜きでね。

セルフ胃洗浄への道、ストロング系チューハイとわたし その2

あれは休日の午後でした。昼食後にレモン味のストロング系チューハイを、まずはちょっとだけ飲んでみたのです。するとその味は、まるでアルコールを感じさせない飲みやすさでした。甘くて爽やかなレモンジュースのよう。お酒の類は苦みがあるのであまり飲めないのですが、そんなわたしでもぐびぐびいけてしまう。これがアルコール度数9%のお酒であるということを忘れて、かなりのハイペースで飲み干してしまいました。それでも最初は気持ちよく酔えていたのです。ビールを飲んだときとは違う、いつもよりも回りが早く深い酩酊というか、頭がぽーっとしてふわふわするような感覚でしたね。まるで天国にいるみたいだなーと思いながらひとりその心地の良さを楽しんでいました。

しかし酔いは次第に醒めていきます。強い酩酊は1時間もすると弱まっていき、徐々に消失。そうすると事態は一変しました。なんだかおかしい。けれどなにがおかしいのかはわからない。違和感を感じながらも、そろそろ夕食の準備をはじめねばならない時間になり、わたしは台所に立って料理をはじめました。まな板を出し、包丁を用意し、野菜を洗って切っていたとき、ものすごく気持ちが悪くなってきて立っていられなくなりました。吐き気があったわけではないけど、からだがだるくて重いのでろくに動けない。もう料理は無理だと思い、切っていたキャベツはそのままにしておくこともできないのでそれをなんとかポリ袋に入れて冷蔵庫にしまうと、まな板などはそのままにしてソファーにぐったりと座り込みました。そこからはもう全然動けません。

夕食の時間になったので、息子には今ものすごく具合が悪くて料理ができないから冷蔵庫にあるものでどうにか夕飯を済ませて欲しいと伝えた。そんなわたしに「どうしたの?」と息子が聞くので、ストロング系のチューハイを飲んでしまったこと、飲んでみたらおいしくてぐびぐび一気飲みしてしまったこと、最初は気持ちが良かったけどだんだん具合が悪くなってきたことを正直に話した。わたしがごめんねとあやまると、別にいいよと言って買い置きのカップラーメンを作って食べてくれた。小学生にもなるとこんなこともできるようになるので養育している側からするととっても頼もしい。このあたりになるとやばい感じの気持ち悪さが真夏の入道雲のよういにもくもくと体の底から湧き上がってくるのを感じた。はっきりした吐き気は感じていないかったもののそろそろトイレに行かなければならないような気がしてトイレに行き、便器に顔を突っ込んだところで思いもよらず、「おえっおえええっうげっげえええええええ」と盛大に吐いてしまいました。ずいぶん出ましたよこのとき。おつまみのイカの燻製と枝豆とじゃがりこも全部出たような気がした。でもこれですっきりして治る。これで終わりだ。かなり気持ちが悪かったからわたしのようにお酒に弱い人はストロング系というものをいきなり500mlも飲んではいけなかったんだな。と反省していました。さーてこれで動けるように......なってない。まだものすごく気持ちが悪い。吐き気もなくならない。まだからだの中にアルコールが残っているのでしょうか。そんな具合の悪い中、わたしはソファーに座って苦しみながら息子に歯を磨いて寝る準備をするように伝え、布団に入ってもう眠るように言いました。夜更かししないようにしなくちゃねって思っていたら嘔吐の第2弾がやってきて、トイレに駆け込んでげーげー吐きました。体が全力でアルコールを絞り出しているような、腸も胃も全力で絞り上げているようなそんな激しい嘔吐でしたね。履くたびに「おえええええーげええええええーおえええええっげえええっ」という声が出てしまいます。その後何度も吐くうちにアルコールだけでなく、昼に食べたものも全部絞り出されていきました。アルコールに触れたものは全身全霊で絞り出すつもりのようです。こんなんで脱水症状にならないだろうかと不安になり、嘔吐した後で水を飲んでみると、しばらくしてその水も全部吐いてしまうのです。水分が取れない。このころ時間にして21時を過ぎたあたりでした。それでもまだこのときは、あと何回か吐けばおさまるのだろうと思っていたのです。

つづく。

セルフ胃洗浄への道、ストロング系チューハイとわたし その1

 あれはいつのことだったでしょうか。たぶん去年の5月くらいのことだったと思う。

 なんだかね、CM見てたらとてもおいしそうに見えたんですよ。ストロング系のレモン味のチューハイ。アルコール9%とさすがストロングの名を冠するだけのことはある度数の高さ。下戸なわたしには危険なのではないかと不安を覚えながらも試しに飲んでみよう、というか飲んでみたい、いったいわたしはどんなふうになるのか、という好奇心から購入してみました。500mlのロング缶。本当はちっちゃいのでよかった。だけどその店に350ml缶は見当たらない。あるのはロングのみ。いきなりこれはまずいのではないのか、未知の世界なのだからここはやはり少量から様子を見ないといけないのではないかと思いながらも、他の店へ探しに行くのも面倒だったし半分くらいでやめてもいいよねと考えて買ってしまいました。これが後に嘔吐祭りへと続き、そしてセルフ胃洗浄とも言えるような惨事を招くとは、このときには思いもよらなかったのです。

つづく。

Hulu(フール―)で全部見ました、わたしも鬼滅ファンです

去年の自粛生活中、フール―に加入しました。月額1,026円(税込)で映画、ドラマ、アニメが見放題。『鬼滅の刃』もそこで一気見しました。第1話から引き込まれてしまい、わたしも大ファンになりました。美しいアニメ。2Dと3Dの自然な融合と、視聴者とのほどよい距離感が臨場感を生む。ゆえに怖いシーンなんかは足がすくむほどで無惨様のパワハラ会議には震えました。各話テンポよく進んでいくので次々に見てしまいます。北海道弁で言うと「見ささるわー」ですね。映画も見に行ったし(ずっと涙流してました煉獄さん......)、ポストカードが欲しくて特装版の20巻も予約して買ったし小説版も全部持ってます。

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これね↑

第2期が待ち遠しいですね。いつなんだろう。『炎炎ノ消防隊』も『かぐや様は告らせたい』も次のシーズンが楽しみ。今は『境界のRINNE』と『転生したらスライムだった件』を一気見しているところです。『おそ松さん』は追加されるたびに見てます。わくわくが止まらないフール―。映画だと直近では『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』を見ました。続編も見たいです。たくさんの作品が24時間いつでも見放題なのはとてつもなく素晴らしい。テレビをインターネットに繋ぎさえすれば広がる夢の世界。そのためにWi-Fi対応のテレビに買い替えて懐がまた激しく痛んだのはここだけの話です。もうそろそろ1年経つかな。使ってみると便利なものですね。

WiMAXは多いときで90GBくらい使ってたなそれが最高だったかもしれないと思って今確認してみたら今日の時点で100GB使っていました。なんということでしょう。使い放題をいいことに感覚がマヒしています。たびたび制限がかかることもあったけど夜のあいだだけだし翌日には元に戻るのでやっぱり実質無制限。気にしないで使っているとこんなふうになるんですね。ありがとうWiMAXって思いました。

時代を繰り返し聞いていました

嘘つき嘘つきわたしの嘘つき!毎日日記を書くとか言いながら今日は書いてないじゃない!

音楽聞いてるあいだに居眠りしてしまい気づいたらこんな時間に。今日がもう終わってしまうではありませんか。あ、でもこれで今日書いたことになったかな。やったねってこれでいいのかお前はそれでいいのかー!明日はちゃんと書けるといいなー!ちゃんと書くっていう決意じゃないところがあやしいなー!

お尻の危機

 集中力が弱っているような、頭がぼんやりしているような感じ。きちんと書けていないかもしれないけど今日の日記を。

 去年、マスク不足と時期を同じくして、トイレットペーパーが品薄になるというデマが飛び交いましたね。製造元が中国だから、マスクと原材料が同じトイレットペーパーも日本に入って来なくなる、だから品薄になる前に買っておいたほうがいいという。実際このデマをほとんどの人は信じていなかったけど、「デマを信じて多くの人か買い占めるかもしれないから今のうちに買っておかなくちゃ」ということで需要が急激に高まっての品薄。おかげでスーパーマーケットでもドラッグストアでも一時期本当に品薄になってしまいましたね。デマ発生当初はのんびり構えていたので危ないところでした。デマに関する一連の報道がなされたとき、うちにはトイレットペーパーがあと1ロールしかなかった。1袋ではなくて1ロール。1個だけ。まさか本当になくなったりしないよねと思いながら、午前中のうちにドラッグストアへ買い物に行った。そしたら棚にはけっこうな量のトイレットペーパーが並んでいたので「なんだやっぱりあるじゃない」と安心しながらいつものトイレットペーパー12ロール入りのものを1袋買ったけど、翌日には棚はすっからかんで、トイレットペーパーはまったくなくなってしまいました。あっぶな。もう少し遅かったらわたしはインド式でトイレの始末をしていたかもしれません。このままずっと手に入らなくても、タオルと石鹸があればなんとか乗りきれるかなちょっと不便だけど、と考えていたことを思い出します。

 あのときはどこに行っても全然なかったトイレットペーパー。でも騒動の翌日、棚には以前のよういにびっちりでなくてもトイレットペーパーが並ぶようになり、しばらくはひとり1点までという購入制限はあったけど買えることは買えました。しかし、あの1袋を使い切ったころ、いつも使っているものが入荷しておらず、馴染みのないトイレットペーパーを買うことになりました。はじめましてのトイレットペーパー。巻きが多い長持ちタイプを買いましたよ。そのほうが安心だと思って。だがここに落とし穴があったのです。いつものトイレットペーパーよりもちょっとだけ紙がかたかったのです。でも拭き方やその力加減はいつもと同じ。そうするとどういいうことが起るか。そうです、お尻が痛くなってしまったのです。いつもひりひりしてた。それでもまだわたしはひりひりするだけで済んだからいいとして、息子はそのせいで痔になってしまいました。用を足した後のトイレに呼ばれていって見たものは、便器に流れる真っ赤な血。まさか痔だと思っていなかったのでなにかひどい病気にでもなったのではないかと思い、かかりつけの小児科で診てもらったら、「心配なので肛門科を紹介するのでそこで診てもらってください」とのこと。最悪の事態を想像しながら、紹介状を持って大きな病院へ行きました。そしたら痔。息子は小児科と肛門科で合わせて3回ズブシされていて、そのたびにぎゃーぎゃー言ってましたね。看護師さんたちに今まででいちばんおもしろい騒ぎ方だわって言われてわたしも笑ってしまいました。痔だったから笑えたんですけどね。それまでの心持ときたらただひたすら不安でしたよ。診察した医師に「トイレットペーパーかたくない?もっとやわらかいの使ってみて」って言われてはっと気づきました。そうだ、トイレットペーパーかたいんだった、いつもと違うのを使っていたからこんなことに。コロナめ。コロナのせいで痔になったじゃないか。デマのせいでトイレットペーパーが品薄、いつものやわらかいトイレットペーパーが入荷せず、仕方なく違うのを買ってみたら紙がちょっとかたかった、それを使い、いつもの力加減で拭いていたら痔になった、というわけです。わたしのお尻もずっとひりひりしていましたけどね。痔の一歩手前だったんじゃないかと思います。幸いなことにいつものトイレットペーパーも手に入り、息子の痔も処方された薬のおかげですっかり治りました。大変な病気じゃなくてよかったです。鮮血を見たときには本当に驚きましたよ。小さじ2杯分くらいの量はあったんじゃないでしょうか。けっこうな量。ショッキングな記憶として脳裏にしっかりと焼き付いています。トイレットペーパーひとつでこんなことになるなんてね。

 コロナ禍で痔になった話。お尻危機一髪。