昨日の夜、ビール200ccほどを飲んだ時点で気持ちよくなってしまい、そのまま眠ってしまいました。気づいた時にはもう夜明け。夜と朝の間の、薄青い光の中で目が覚めましたが・・・。楽しみにしていたテレビ番組があったのに見られなかったのが残念です。おもしろそうな特番だったのになぁ。あんなちょっぴりな量の酒で眠ってしまえるなんて、わたしはある意味得なのでしょうか?安上がりでいいのかも、と、無理やり思っておきましょう。
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妹と過去のいろいろな出来事の話をしていて、お互いにあの時は変な行動をしてごめんよーという話をヒーッヒッヒッと笑いながらしていた中、わたしは覚えているけど妹は覚えていなかったり、またはその逆だったりという話がいくつかあった。けっこう強く印象に残っていたから、お互いに覚えているだろうと信じていたことがそうでなかったりして不思議な感じ。「紙が無くなったらラリホーと叫ぼう」なんて、忘れているわけはないと思っていたのになぁ。
「紙が無くなったらラリホーと叫ぼう」という話しはこうである。
もう何年も前、まだ実家で暮らしていたある日のこと、わたしは何を思ったのか、妹に対して突然、「あのさー、トイレに入ってさー、いざとなってから紙が無いことに気づくことってあるじゃん?そんな時はさー、“ラリホー”って叫ぶことにしようよ。そんで“ラリホー”が聞こえたら紙を持って行くってことにしない?」と持ちかけたのだった。妹は少し躊躇していたけど、しばし考え込んだ後、「うん、解った。」と言ってくれた。そんな会話の直後である。自室の机に向かっていると、遠くからかすかに声が聞こえた。なんだろうと思って耳を澄ますと、それは弱々しく叫ぶ妹の声だった。かなり恥ずかしそうに、おずおずと叫んでいるその声は確かに、「ラ、ラ〜リホ〜・・・。」と言っていた。
「紙が無いんだな!ラジャ!」、心の内でそう答えたわたしは、トイレットペーパーを持って妹の元へとすっ飛んで行ったのであるが、しばらくしてトイレから出てきた妹に、「やっぱりさ、恥ずかしいから“ラリホー”は止めようよ。」と言われた。さっきの妹の恥じらいっぷりを思い返しみると、そうするべきだと思ったわたしは、あっさり承諾。「紙が無くなったらラリホーと叫ぼう」という企画は一回こっきりでこの世から姿を消した。
あの時、なぜあんなことを思いついたのかは全く思い出せない。なぜかこんな変なことばかりしていたような気がするけど、こうして思い返してみるとわたしはまるでジャイアンだよなぁ。目つきしたりするしさ。妹者よ、変な姉さんでごめんよ。
それにしても、なぜラリホーだったのだろう。FFで言うところのスリプルだけど、相手を眠らせる呪文なのにどうして・・・?ただ単にラリホ〜という言葉を口にしたかっただけ?うーむむ。過去のこととはいえ確かに自分のことなのに、さっぱり意味が解らないよ。