森へおかえり

ワラジムシって、地方によってはゾウリムシって呼ばれてるみたいですね。わたしは略してワラジと呼んでいるのですが(ラを一番強く発音)、そんなワラジが最近立て続けにこの家に出没していて、秋のはじめのワラジラッシュな状態です。木造の古い家なので、ワラジが迷い込んでしまうような隙間があちこちにあるのでしょう。

最もよくエンカウントする場所は、寝部屋に敷いた布団の枕元。発見せずにはいられない場所です。わたしは虫さんがどうにも苦手なので、目にしてしまうと平静ではいられません。ワラジにには毒も無く、刺すわけでもないと解っていても落ち着かない。穏やかな日常を取り戻すためにはやはり、ワラジに去ってもらわねばならぬのです。というわけで、ワラジ撤収ミッション開始。

  • その1。まず、窓を開け放ちます。
  • その2。厚手のチラシを両手に持ちます。
  • その3。左手で持っているチラシでワラジをすくい上げます。上手く乗らないようなら右手で持っているチラシでお尻を押して誘導。
  • その4。ワラジを外へ放すべく、窓まで移動。このとき、上半身は動かさず、足だけを動かして歩きます。これってなんだか能の舞みたいですが、チラシが傾くと、ワラジがわたしの手元の方へ滑ってくるので気を抜けません。
  • その5。窓から身を乗り出し、チラシを傾けてワラジを地面に放します。さあ、茂る草の森へお帰り。去り行くワラジをしばし見送りミッション完了。

すくい上げられるときに、ひっくり返ってしまうワラジがたまにいます。仰向けになったワラジは元の体勢に戻ろうとして、背中を反って無数のあんよをワシャワシャワシャワシャー!と動かしてもがいているのですが、うごめく半透明なあんよを見ると血の気が引いてしまいます。眉根を寄せて「ふわあああ〜!」と言ってしまうほどです。

ただ迷い込んでくるだけで、何も悪さをしないワラジがなぜこんなに怖いのか。子供の頃は手でつまんで外に放していたような気がするのですが、いつからこうなってしまったんだろうなぁ。

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風の谷のナウシカを観てから、ワラジってオウムみたいって思うようになりました。しかしダンゴムシのほうがよりオウムっぽいかもしれないですね。ここでは滅多にダンゴを見かけませんが、それって土地柄なのでしょうか?他の土地ではワラジよりダンゴがメジャーだったするのかな?