混在する部屋

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妹の部屋には“乙女”と“オタク”が混在している、とおもう。例えばこの本棚。キティちゃんやディズニーのぬいぐるみが飾られていて一見乙女チックなのだが、そこにぎっしりと収められているのはマンガやゲームの攻略本や同人誌。そしてよくよく見れば一星球(イーシンチュウ)もあったりするのだ。マンガのラインナップはけっこう多彩で、「パタリロ」に「ラシャーヌ」に「銀牙」、それから「レベルE」や「エンジェル伝説」、「らんま1/2」や「サディスティック・19」、「動物のお医者さん」と「封神演義」。女の子っぽい漫画もあって、「フルーツバスケット」とか「花ざかりの君たちへ」とか「てるてる×少年」とか「天使禁猟区」とか。

過去のこの部屋での思い出。妹がパソコンに向かっている背後を通りかかったときのこと。急に椅子を回転させて振り向いた妹の頬にわたしの手の甲がパチンと当たってしまったことがあった。もちろんわざとではない。タイミングが悪いほうに合ってしまって偶然手が当たったのだが、わたしは反射的に「あ、ごめん。」と謝った。そして、そんなわたしの謝罪に対する妹の答えは予想外なものだった。

彼女は打たれた側の頬を手で押さえてこう言った。
「父さんにだってぶたれたことないのにっ!」

そう、これはあのアムロ・レイの名セリフだ。しかしわたしより12才も年下で、ガンダムをリアルタイムで見ておらず、漫画もDVDも観ていないはずなのになぜ?どうしてアムロのセリフをとっさに口に出せるんだ?わたしはそんな疑問を素直にぶつけてみたのだが、なぜかはっきり答えようとしない妹は曖昧に「んふふ〜。」と微笑んで秘密めかしていたのだった。ほんとはいくつなんだおまえ。今年二十歳(自称)の妹は乙女なオタクだとわたしはおもいます。

***
今日も天気がすぐれす、雪が降っていました。風が無かったので、湿った感じのボタン雪が空から静かにスーッと落ちてくるような感じ。後から後から音も無く降りてくるフワフワした雪を見るたびに羽みたいだなーとおもいます。しかしもう3月も下旬だというのに冬の天気が続いてますね。わたしの本来の家は古い木造の家だし隙間風もひどいから、冷え込みがキツイ朝なんかは鼻っ柱が痛いほど冷たくなって目が覚めたりして気温を生々しく感じていたけど、それに比べたらここは段違いに暖かいから、外もそんなに寒くないんだろうなーとおもったら実はけっこう冷えていたりします。ああ、やっぱりあの家って古いんだなーと再確認です。