夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

歯の治療中です

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去年の暮に、歯の詰め物が取れました。食事中に下顎の左奥の銀歯が何の前触れもなくポロッと取れてしまい、食べ物を咀嚼しながらガリっと噛んであわてました。一瞬なにか起こったのかわからず、食べ物の中に異物が入っていたのかと思ったのですが、口の中から取り出してみたら銀歯だったのです。

この銀歯、わたしが小学4年生のころに入れたものです。いまわたしは35歳ですから、25年も口の中に入っていたことになります。銀歯って入れっぱなしでいいんだろうかと疑問に思ったことはあったですが、銀歯のチェックをしなければならないというような話をこれまで聞いたことがなかったし、一度治療してしまえば問題が起こらない限り一生そのままでいいのかもしれないと考えてしまったので放置していました。しかし、定期検診って必要なんですね。最後に歯医者に行ったのはもう7年も前で、そのころにはなんともなかった歯もすっかり虫歯になっており、そのせいで銀歯がポロリとはずれてしまったのでした。

銀歯ポロリの翌日、近所の歯医者さんに電話して予約を取り、さらにその翌日に診察してもらうことができ、今ではそのポロリの箇所も完治しています。が、話はこれだけで終わらなかったのです。レントゲンを撮ってもらったら他にもあちこちに虫歯ができているのが見つかったし、最悪なことにブリッジを入れてあった下顎の右奥歯の根が膿んで大変なことになっていました。ブリッジを入れたのは10年くらい前。かなり古いものであるのは確かですが、本来ならそんなふうに膿んだりしないそうです。確かに、あのときの歯科医師はちょっと新米っぽい感じの人で、治療中に「チッ」と舌打ちしたり、とても小さな声でささやくように「やっべえ」と言ったりしていました。あのころのわたしはそれを聞いて、ちょっとやりずらいのかなとか、舌打ちしたりするのが癖なのかなと思っていたのですが、今回の結果を見るとたぶん失敗したんでしょうね。失敗したのならもう一人の医師(たぶんベテランにして上司)にそれを打ち明けて、正しい処置をして欲しかったです。でも怒られるからとかそういう理由で隠ぺいしてしまったのでしょうか。器具の先端が折れたような、小さな金属片が歯の根の中に入っているのも見つかったし、もう悲しいくらいお粗末な治療です。現在わたしが世話になっている歯科医師は、同業者の悪口にならないようにフォローしながら言葉を選んで説明してくれましたが、つまりは超ヤブだったんです。

医師になるためには、学校にかよって試験に合格しないといけないはずで、その試験に合格して医師として現場に出ているのだから、どの医師も同じレベルの医療を提供してくれるものだと思っていました、昔のわたしは。でもやっぱり腕に違いがあるんですよね。医師もわたしたちとおんなじで、新米もいればベテランもいて、腕の良い人もいれば雑な人もいる。だから病院選びって大事。人間同士だから相性ってものもあると思うし、自分にとって良い病院や良い医師を見つけるのって難しいことかもしれないけど、いざというときに苦しまないためにも重要なことなんだよなって今回思い知らされました。

歯の根には膿がたまっているし、かなり古い病巣なので完治するまで少し時間がかかるかもしれないそうです。確かに問題の個所は何度か腫れたことがあったし、急に痛んだこともありました。けどすぐにおさまったのでほっといてしまった、そんな自分も悪いのです。すぐに病院に行けばよかったのにね。これからは歯を大事にしていこうと思います。

で、歯茎もなかり痛んでいました。原因は間違ったブラッシング。思いっきり力を入れてガシガシ磨いていたせいで、歯茎が削れてしまっていたのです。このままだと将来歯が抜けちゃうよというのを聞いて、迫りくる危機を認識。正しい歯の磨き方を指導してもらったので、いまは優しく磨くようにしています。でも長年のやり方というのは簡単には抜けなくて苦労しています。これまでは力を入れ過ぎていたせいで、1週間くらいで歯ブラシの毛先が開いていました。だから1週間ごとに新しく買い替えていたんですよね。もったいないはなしです。気をつけるようになってからはもう少し長持ちするようになりましたが、それでも2週間までは持ちません。正しく使えば1ヵ月は持つっていうのに。精進せねばですよ。

いろんな歯ブラシを使い比べているところです。いまはガム。いい感じ。