抱っこひも装着でつるつる路面を急ぎ足

予防接種は行きつけの小児科で。今回はMRワクチンを打ってもらうと決めていた。予防接種は午後から。日が落ちると冷え込むので、できれば午後の受け付け開始の時間には病院に着いていたかった。けど、息子の昼寝の時間がなぜか大幅にずれ、なんだかんだで家を出ることができたのは4時過ぎ。小児科はバスでひと駅のところで、歩いて行っても10分くらいだけど、雪は積もってるし、したがってベビーカーも使えないし、抱っこひもを使っているとはいえ体重11キロほどの息子は重くてしかたないので、そのひと駅の距離をバスに乗っていった。すぐ着く。もうほんとにあっという間。なんでたったひと駅なのに乗るの?って思われるかもしれないけど、これがまたものすごく助かる。小児科はバスの駅の目の前なのでこれもまたありがたい。

予防接種はもう何度も受けているので流れはつかんでいる。スタンバイOK。さあいざ診察、と思ったら看護師さんから提案が。インフルエンザワクチンどうします?うーん、それも考えていたんだけど、10月にポリオやったでしょ、1歳になってすぐに肺炎球菌の追加接種して、MRワクチンもあるしどうしようかって思ってたんだけどどうしたらいいでしょう。先生に相談してみましょうと言われ、診察室に入って話してみるとインフルエンザを打っておきましょうということになった。インフルエンザは毎年流行るけど、麻疹はここ数年診たことがないから慌てなくてもいいのではないか、ということだった。でもこればっかりは神様しかわからないことだけど、という言葉が付け足されたけど、そうよね、確証はないものね。しかしわたしもインフルエンザでいいと思ったのでお願いすることにしました。次回は1月の10日にインフルエンザを打ってもらって、MRワクチンはそのあと。続くねえ予防接種。息子は1歳を過ぎて以前より注射を怖がるようになってきたので、思いっきりいやがったり、のけぞりながら泣いたりしている姿を見るのはつらいことこのうえない。はうう、心苦しいというか、心が痛みます。痛いです。

最後はお会計ですがここで失敗。わたしは無料のMRワクチンを打ってもらうつもりだったので持ち合わせがなかった。財布には千円札1枚と小銭が500円分くらいしか入れてきてない。でもインフルエンザって有料だった。2300円なり。ああっ。まさかとは思ったがやっぱりお金かかるのか。足りねえ。あきらかに足りねえ。受け付けのお姉さんにそれを話したら一旦は次回でいいですよということになったけど、じゃあ1月の10日に来ますって伝えたら、あんまりあいだがあくとまずいのでもうちょっと早くにと言われた。なのであした払いに来ることにした。

帰り道。またバスに乗ろうとしたけど時刻表を見るとけっこう待たなくちゃいけない。待っているあいだもずっと抱っこひもなわけで、だったら歩いて帰っちゃおうと思った。タクシーも考えたけどあんまりにも近いのでなんだか気が引ける。よし、ここは徒歩で、と踏み出す。時刻は5時を少し過ぎたころ。日は沈み冬の空はもうすっかり暮れている。夕暮れと夜のあいだの闇、深い藍の色があたりを染めている。路面は日中に融けた雪が凍ってつるつる。しかも融けていたときについた足跡がそのまんま凍っていてでこぼこしている。気を抜くとつまづいて転んでしまいそうだった。状態の悪い路面を、足に力を入れて、ちょっとすり足気味に歩く。肩にはずっしりと息子の体重がかかる。抱っこひもがくい込んで痛い。肩の部分は幅広なので本来ならこんなに痛くならないはずだけど、とても重いのでこうなる。うおお、なんという試練。つるつるな上にずっしり。転んだら息子がけがをしてしまうかもしれないと思うと緊張する。でもゆっくり慎重に歩いていたらいつまでも重い。気をつけながら、なおかつ早足で行く。ざりざりばりばりという足音を小刻みに響かせながら進み、家に着くころには息も荒く汗だくになっていた。息子はそのあいだずっと機嫌もよく、なにか声を出したりにこにこしたりしていた。家が見えてきたところで「もうすぐ着くよ、もうちょっとだよ」と言ったら顔をくしゃくしゃにして笑った。弾むような小走りが楽しかったのかい?

夜になり、帰宅した相方に今日のこと、予定外にインフルエンザワクチンを打ったこと、持ち合わせがなくて明日払いに行かなくちゃいけないことを話した。そしたら明日の朝、出勤前に小児科に寄って未払い2300円を清算してきてくれることになった。今日とおんなじように行きはバス、帰りは小走りで行こうかと考えていたけど、行ってもらえるなら助かります。なにせ重い。

夜、背中が痛くて布団に入ってもなかなか寝付けなかった。そして朝は朝でまた背中が痛くてなかなか起き上がれなかった。まだ歩けない赤ちゃんを抱えている雪国の冬はつらいものです。重くてからだが毎日ばきばきになります。息子には早く歩けるようになってもらいたい、そして、まだ冬も前半だけど春が待ち遠しいです。