さよなら青いスニーカー

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サイズ13センチの靴が窮屈になってきたようなので、ひとつ上のものに買い替えたのは先月のこと。しかし出番がなくなったにもかかわらず、玄関の靴箱に入れたままにしておいたのは、やはりもったいなかったから。この靴は息子の1歳の誕生日に、おじいちゃんがくれた赤ちゃん本舗の商品券で買った。赤ちゃんの靴は小さいし、それほど値も張らないだろうと思っていたら、そこはさすが赤ちゃん本舗と言っていいのか、スニーカー系は最低でも1980円。高いのは本当に高くて5千円とか7千円とか、それほど長い期間履かないであろう靴にこの価格かい、と驚かされた。でもそういうのって高機能。本当に品物が良いらしかった。人生ではじめて靴を履く赤ちゃんたちのために開発された靴だ、わたしにはじーちゃんがくれた商品券という強い味方がいることだし、やはりこういうのを息子に与えたほうがいいんだろうかと気持ちは揺れた。が、成長著しい息子の足にはこの靴もすぐに窮屈になるであろうことを考えると衝動はおさまってしまった。ごめん、商品券、君たちのようなバックアップがありながらここを思いきることができないのはわたしが庶民だからなんだーうわあああー。

というわけで息子のはじめての外歩きの靴は、1980円の青いスニーカーになった。その当時、赤ちゃん本舗で買うことのできたもっとも低価格の靴。それでもその金額でわたしの靴買えちゃったりしますから、「いいの?赤ちゃんの靴にこの値段?本当にいいの?」とじゅうぶんどきどきさせてもらいました(どこまでいっても庶民です)。で、その靴は前述のとおり、たったの数か月でやはり履けなくなってしまいました。そして考えるのはこの靴の行く末。もう履けなくなっちゃったからゴミ箱にぽーいとはすぐに思えず、でも周囲にこのサイズの靴を必要としそうな子はいないし、仮にいたとしても雪融け後のぬかるみでどろんこになり、そのどろんこは洗っても取れなかったので全体的に黒ずんだままのこの靴をあげるのもはばかられる。薄汚れているからもうどうしようもない。しかし購入価格を考えるともったいなくて捨てられない。そんなわけで靴箱に入れたままになっていた。だけど新しいジャストサイズの靴が2足と、長靴にサンダルがやってくると靴箱がカオスと化してくる(2足の内訳はお出かけ用と外遊び用、外で遊ぶと激しく泥んこになるということを学んだので分けたほうがいいということに気がついた)。靴たちは新旧入り乱れ、数が増えてごちゃごちゃなのだ。それを少しでもすっきりさせたい。ということで、もったいないけど小さくなった青いスニーカーを処分した。ひいいーいちきゅっぱがーと思いながらゴミ箱へ押し込む。短い付き合いだったけど、君のおかげで息子は外遊びの楽しみを知った。思い出を、経験をありがとう。

新しい靴はジャスコで買った。両方とも480円。それでも数ヵ月後には履けなくなるんだろうかと思うと、やっぱりもったいないと思うわたしなのでした。ええ、新しい靴、外遊び用はもうすっかりどろんこですよ。それにしてもあの青いスニーカー、写真に残っててよかった。はじめての靴の記念になりました。