夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

クッキーになるはずだったもの

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オーブントースターを買いました。うちのオーブンレンジ、オーブン機能がいまいちで、以前キッシュを焼いてみたらほとんど生焼けだったという悲しい経験があります。リーズナブルなオーブンレンジだし、一台二役だからしかたないよね。でもオーブンでいろんな料理作ってみたいよ。そういうわけで、とりあえずオーブントースターを買ってみました。いろんなものをよけてスペースを作り、なんとか置くことができたトースター。グラタンを焼いてみたら今までの半分の時間でこんがり焦げ目がつきました。ピザの温めなおしもこれでカリッとアツアツです。

そして昨日、以前から作ってみたいと思っていたクッキーを焼いてみました。レシピはgooで紹介されていた、クッキーダイエットのものを。しかし、材料とレシピを見て、この家にはお菓子作りに必要なものが全然無いんだということに気付きました。まず粉ふるいがない。麺棒もゴムべらもないし、焼き型も抜き型もない。これじゃ作れないかなと思ったけど、きっと家にあるものでなんとか代用できるよ、と自分を勇気づけてスーパーへ材料を調達しに行きました。

今回作ろうと思ったのはココアクッキーと黒豆クッキーでしたが、材料が完全にそろわない。ココアクッキーのためのアーモンドオイルとパフキヌアが売ってない、黒豆クッキーのメインとも言える黒豆の水煮が売ってない。あきらめようかなと思ったけど、まあとりあえずここまできたんだからと、他のものでごまかすことにしました。アーモンドオイルは家にあるキャノーラ油でいいか、パフキヌアはとりあえず無しの方向で、水煮は無いけど乾燥した黒豆なら売ってるからこれを戻して使おうか。

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そういうわけで、とりあえずそろった材料でクッキー作り開始。生地は材料を量って混ぜるだけでできるので、ここまでは簡単。いい感じです。しかしココアクッキーを焼くための型がないのでアルミホイルとオーブンシートで適当に作ってみました。が、これでいいのでしょうか。

トースターを温めて手製の型に入った生地を投入。すると、みるみるうちにオーブンシートが焦げていく。燃えたら取り出そうと思いながら、はらはらして見守っていたら今度は生地がふくらんできて焦げてきた。アルミホイルをかぶせたのでそれ以上は焦げなかったけど、まるでスポンジケーキみたいに分厚くなってしまった。型が小さすぎたのだ。これはどう見てもココアスポンジだよ。クッキーじゃない。

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問:はい、これなーんだ。
答:ココアクッキーになるはずだったものだよ。

切り分けてみたものの、食感がふわふわなのでクッキーとは言えない。味は悪くない。そりゃレシピどうりに作ったんだからね。でも、これはクッキーとして食すべきもののレシピだ。サクサクだったらきっとおいしいと思えたよねーって感じだ。はっきり言って失敗した。やはり型は必要だったね。しかしこうして試行錯誤していくうちに、きっとおいしく作れるようになるはずさ。今のわたしに必要なのはとりあえず諸々の道具を揃えることだということが分かっただけでもよしとしようではありませんか。

失敗作のココアクッキーになるはずだったものですが、昨日と今日でもう食べきってしまいました。せっかく作ったんだし、ちょっと焦げ風味だけどまずくはないし、捨てるのももったいないのでおやつにしました。

そして今日、昨日から戻しておいた黒豆を使ってクッキーの生地をすでに仕込んであります。混ぜるだけで生地ができるのでここまではいいのですが問題はこれからです。切り分け方がわからないので、とりあえずアイスボックスクッキーの要領でやってみようと思い、生地を冷凍庫に入れてあるのです。黒豆黄粉の香りが香ばしくて、きちんと焼けたらとてもおいしいんだろうなという生地なので、今度こそ成功させてみたいです。もうそろそろ凍ったはずなので、切り分けて焼いてみようと思います。成功を祈って。