夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

別れと出合いと小樽港

14日にぐっと冷え込んで以来寒い日が続いて、これでもかっていうくらい真冬。あんなに雪が少なかったのが嘘みたいに積もって融けないですね。14日の朝のことですが、それまで比較的暖かだったのですっかり油断していたわたしは、水道管の水を抜いておくことを怠ってトイレの給水管を凍らせてしまいました。さいわいなことに軽症だったようで、トイレにしばらく電気ストーブを置いておいたら直りましたがちょっと焦りましたよ。水が流せなくなると困るので気をつけます。

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6年ほど愛用していたデジタルカメラ(サンヨーのJ4)がいよいよ末期。電源を入れるたびに設定がすべてクリアされていて、いままで見せたことのない動作を不思議に発動。レンズカバーをスライドさせると七色のグラデーションがフラッシュし、ぴろりろりんという音が鳴る。この6年間一度も使ったことのない機能だ。お前こんなこともできたのか、最後のちからをふりしぼって晴れの姿を見せてくれたのか、ごめんずっと音と光をオフにしてて。なんだか胸が痛むよ。老体に鞭打って働くJ4は痛々しい。シャッターもなかなかおりない。発光禁止にしたにもかかわらず、なぜかフラッシュが光る。あああああーせつない。こりゃあもうご隠居さんになってもらったほうが・・・。

そんなわけで、新しいデジカメを迎えることにしました。どれにするかだいたい決めていたのですが、いざ買う段になるとやっぱりあれこれ迷ってしまい、最終的にソニーサイバーショット DSC-TX1 に。レンズカバーがスライドするところがJ4とおんなじで、はじめて会った気がしなかった。大好きなあいつとの類似点。そんなTX-1君をこれからどんどん使って操作に慣れていきたいです。

そして先日、小樽にでかけたついでに試し撮りをしてみました。夜景に強いということなので、夕暮れのウィングベイを。

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まだ16時代の風景なんですが、天気が悪かったせいもありすっかり夜みたいに見えますね。でも写真はくっきりきれい。いろいろな撮影モードがあるし、どこをどいじればなにがどの程度変わるのかまだ全然わからないけど、マニュアルを読みながら感覚をつかんでいけたらいいなと思います。とにかく液晶がきれいだし、タッチパネルがおもしろいです。

ご老体のJ4は引き出しの奥にしまっておきました。6年間ありがとう。

それにしてもウィングベイは美しいです。清潔感があるし、品があってゆったりしている。駅に直結していて便利だし、いろいろなテナントが入っているのでグルメも買い物も楽しめそう。グランドパーク小樽にはぜひ一度泊まってみたい。高層階から眺める石狩湾。晴れている日の夜は漁船の灯りと対岸の灯り、そして小樽の街の灯りがきらきらして見えることでしょう。マリーナバーの窓の向こうには夜の小樽港。晴れ渡る空が広がるテラス ブラッセリー。ああ、たまらないです。今すぐいきたいくらい。

築港駅をはさんだお隣には、新しいマンション群が建っていた。海に面した窓は大きい。昇る太陽も、沈む太陽も、自宅のリビングで堪能できるのだ。爽やかな海風、寄せては返す波の音がささやくように聞こえてくる。極上の子守唄。もうものすごく住みたい。ここに自分が住んいる様子を想像するとうっとりできます。

ここに試し撮りにいってよかった。しっとりした空気に浸って心地よかった。