公衆電話とわたし

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数日前のこと。外出中に電話をかけようとして、携帯電話を忘れてきたことに気づいた。それでは公衆電話を利用しましょうと、電話ボックスに入ってみたけれど、財布の中には10円玉も100円玉も無い。確かカードケースにテレホンカードが入っていたはずだとおもい、チェックしてみると、あった。しかし、なんと度数はゼロ。これでは電話がかけられないではありませんか。公衆電話を利用するためのアイテムがまるでなしですよ。

仕方が無いのでコンビニでテレホンカードを買うことにして、近くのローソンにおもむき、お菓子をいくつか手に取って(テレカだけじゃ悪いとおもったからぁ←言い訳)レジに向かい、店員さんにテレホンカード下さいと言うと、驚いた様子でかなりうろたえていた。どうやらテレホンカードは他の商品とレジ操作が違うらしい。「えーっと・・・」と呟いてレジのキーの上に手をさ迷わせた後、先輩の店員さんを呼んで教えてもらっていた。しかし、先輩の店員さんも「えっ?テレホンカード?えっと、どうだっけ・・・。」としばし考えなければ思い出せなかった様子。うっ、もしかして、携帯電話の普及率が高い現在はテレホンカードを買い求める客はほとんどいないのか。うろたえさせちゃってごめんよー。と思いながら「どうも〜。」とお礼を言って、ペンギンさんの写真がかわいい100度数カードを手に入れてコンビニを後にした。本当はね、50度数で良かったんだけど、100度数のしか無かったんだ。「100度数しかないならいらないです。」とは言えなくて買っちゃったんだ。いいのさ、仕方ないのさ。

その後はまた先程の電話ボックスに戻り、ようやく電話をかけることができた。が、電話している最中に通りかかった中学生くらいの男子2人が、「うわっ、公衆電話使ってる〜。」と言って去っていった。・・・?なんだろう?公衆電話を使うことがまるで超ダサイみたいな反応だな。おのれ〜このこわっぱめ、と思いながらも、とりあえず気に留めずに会話を済ませたあと、家路を急ぎながらあれはどういうことだったのかと考えて気づいた。そうか、あの子たちの物心がついた頃には、もう携帯電話が当たり前になっていたんだ。携帯電話がほとんど普及していない時代を知っていて、ポケベル→PHS→携帯電話という時代を辿ってきたわたしとは、公衆電話を使うことに対する感覚が違うんだ。生まれてこのかた、公衆電話を使ったことがない子もいるのかもしれない。

そうは言っても、公衆電話が無いと困るんだぞ。災害時なんかには頼もしい存在になるんだぞ。繋がりやすいって言われてるからコンサートのチケット取るときなんかにも頼もしいみたいだぞ。と、ひとりごちてみる。・・・テレホンカードの度数はまだまだ余っているから、いつか緊急事態が訪れたときに使おう。備えあれば愁いなしの備蓄度数。