夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

鳴るとき

今日も徒歩で銭湯へ行ってきました。相方が居ないということは、これすなわち足が無いということ。なので平日に銭湯へ行くときは徒歩で行ってます。が、ここ数日の厳しい冷え込みはさすがにこたえます。お湯にしっかり浸かって温まっていても、ジーパンを通して肌に触れてくる空気はとても冷たい。いえ、冷たいというか、体内の血管を直に冷却されているような、神経に障るようなひんやり感。だから帰りもジーパンの下にタイツ履いてます。いつもはお湯で温まった後にタイツ履いてると暑すぎるくらいなので脱いでいるんだけど、マイナス6度あたりではちょっと無理でした。

ああ、シャワーの湯量が元に戻ったり戻らなかったりなので、家の風呂にはあまり入りたくないんですよね。つい銭湯に行ってしまうんです。

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家鳴り、しますよね。特に冬はよく鳴りませんか?ストーブを消した後なんかはパキパキパキパキと壁や天井から小枝を折るような音が、時に飛び上がるほど大きな音量で聞こえてきたり、電気やテレビがバキッ!と鳴ったり。しかし昨年まで鳴っていたそんな音が、今年はほとんど聞こえないのです。夜中、電気もストーブも消した後の室内で、布団に横になりながら耳を澄ませてみても、聴こえてくるのは部屋に満ちる静寂の音。まさにシーン。去年も今年も、この部屋は変わっていない。リフォームをしたわけでもなく、家具や家電も入れ替わったりしていない。生活スタイルだって一緒だ。なのに、なぜ?どうして家鳴りしないの?

激しくバキバキ鳴られるとけっこう怖いから、こんなふうに静かなのは嬉しいんだけど、しかし、鳴るときは鳴るのだ。そう、それは、わたしが怖い話しとか、怖い体験とかを思い出してゾッとしているとき。「やばい、今頃になってあのときのこと思い出すなんて。どうしようなんか背中がゾワゾワする。今にも背後から手が伸びてきそうな気がするう〜うおお〜こ〜わ〜い〜。」とおもいながら、恐る恐る辺りを見回しているとき。

そんなときにタイミング良くバキバキ鳴られると怖くて泣きそうになる。布団をかぶって頭を覆ってみるけど、布団をめくられて「やあ。」って感じで顔を覗き込まれたら・・・なんていうイメージが湧き上がってくるので逆に怖いのです。もうどうやっても怖い。なんなんだろうね。ほんとうになんなんだろうね。もしかしてわたしが無意識のうちに自分自身の念力で鳴らしているのか?わたしがエスパーだから鳴るのか?