本当にろくなことを考えない。
不眠症なので眠剤を毎日飲んでいる。飲むと眠れる、というか眠剤なしでは眠れない。うつ病で不眠症。うつも危ないけど不眠症も怖いね。ただでさえ落ちた精神状態のときを振り返ると危なかったなと思うときがあるのに、それに加えて眠れなかったらとんでもないことになりそう。寝不足は健康の敵。眠剤のおかげで眠れているという安心感は大きい。
しかし、眠剤にはタイムラグがある。飲んですぐに眠れるわけではない。効くまでにすこし時間がかかる。わたしの場合は10分から20分くらいだと思う。きちんと計ったことがないので正確にはわからないけど、たぶんそれくらい。そして服薬してから眠るまでのひとときというものができあがる。いちにちの終わり、すべきことをすべて終わらせ、あとは眠るだけ。間接照明のぼんやりしたやさしい光のなか、本来ならリラックスして入眠を待つであろうその間、いつもろくなことが思い浮かばない。過去にあったいやな出来事や後悔の念、悲観的な未来、それはもうくよくよくよくよ考えてる（やっぱりうつ病だからでしょうか）。そういった時間がもういやでたまらなくてね。雑念と言うかフラッシュバックというか、それらを断ち切りたくてゲームしたり音楽を聴いたりしているわけですが。やはり眠剤を飲んでいるので急に寝落ちしてしまうんですよ。電池が切れたみたいにカクッと眠ってしまう。そのおかげでソファーで座ったまま、なぜかイヤフォンが耳から吹っ飛んだ状態で、スマホもどこかに飛び散らかして、死んだようにうなだれて寝ているわけです。気づく時間はまちまち。午前3時なこともあれば、午前4時だったり、午前5時だったり。「はっ、また寝落ちした、体痛い」と思いながらふらふらと布団にもぐりこんでアラームが鳴るまでもういちど寝るわけですが。これで質のいい睡眠が取れるわけないですよね。でも眠る前のひとときのくよくよタイムはいやだし、布団に入るタイミングが絶妙に難しい。
そこで、眠剤を飲んだらすぐに布団に入り、スマホにイヤフォンで音楽を聴いたり動画の音声を聞いたりすることにしてみました。暗闇のなかで明るい画面を見るのは目に悪そうだと思って音声のみ聞くことにして。これならいつ電池が切れたとしても布団のなかなので安心。もちろん目覚めたときにはスマホもイヤフォンもやっぱりどこかに吹っ飛んでいてびっくりしますが（寝相悪い?）、ソファーで寝落ちして体痛めるよりはずっといいように思えました。どうしてもくよくよするのがいやで。好きな曲や好きなYoutuberさんの声を聞きながら眠ったほうがずっといいと思えて。
そしてつい先日。眠る前にひろゆきさんの切り抜きを聞きながら眠ったら、夢にひろゆきさんが出てきた。夢のなかでひろゆきさんはあぐらをかいてゲームをしながら「チョコレート食べたいな」とつぶやいたので、わたしはすかさず「じゃあ買ってくるよ。ほかに欲しいものはない?」とたずねるといろいろと頼まれた。すぐに家を出て買い物に行こうと思ったら、ひろゆきさんはゲームをいったんやめて部屋のかなをごそごそして手のひらいっぱいの小銭を集めてきて、「これで買ってきて」というけどあきらかに多い。これじゃあお金余るよ?と言うと残ったぶんはあげると太っ腹なことを言うではありませんか。それじゃあ買い物にいく手間賃としてもらっておくねと言ってわたしは喜んでいた。そしてスーパーへ向かってみたらもうほとんどお隣といっていいほどの近所。でもはじめてのお店だからどこに何があるかわからなくて探し回るんだろうなと思っていた。店内に入るとものすごい人混み。超はやっているスーパーマーケットだった。ついでに晩ごはんの食材も買おうと思ってお肉のコーナーを見にいってみると、豚肉のパックが並べられたはしからすごい勢いでどんどん売れていく。これじゃあ何も買えないかもと不安になりながら、でもすみっこにひとパック残っているのをみつけて手を伸ばそうとした、というところで夢は終わった。
こういった夢を見るのもやっぱり、眠る聞いていた音声のせいでしょうか。眠っていても脳って働いているんだなと実感した出来事。夢診断はできないのでなにか意味があるのかどうなのかはわからないけど、ちゃんと影響あるんだね。あれからというもの、眠る前には聴き慣れた音楽だけを聴くことにしています。人の声だとかだといろいろと考えちゃうみたいだし、脳を休ませたほうがいいのかなと思って。
とはいえ一昨日の夜もまた失敗してパズドラをしながらソファーで寝落ちしたんですけどね。ログインして動画視聴のご褒美だけもらおうと思っていたのについイベントのダンジョン入っちゃって。気づいたら寝てるんだよね。やっぱり眠剤ってすごいなと思うし、そのちからを借りて生きているんだからちゃんとした使い方しようと思いました。もうソファーで寝落ちはしないように気をつけるぜ。
