使わない冬

灯油が過去最高値を記録している中、なんとか灯油使用量を減らそうと画策しております。12月からまた値上げで、札幌地区の1リットル当たりのお値段は96円(コープ札幌の価格)。その後もまた値が上がることも予想されるということですし、ここはなんとか灯油の使用量を減らして冬を乗り切りたい次第。北国だから暖房を欠かすことはできないけど、燃えて無くなってしまう燃料にお金が掛かりすぎるのももったいないなーとおもってしまいます。

地元の情報番組『どさんこワイド』で、灯油の使用量を平均の四分の一におさえている旭川の女性の生活がとり上げられていた。カーテンは厚手のものを2重にして使う、玄関のドアのガラス部分にはシートを張る。絨毯の上にもう一枚絨毯を重ねて敷く。ストーブの火力は真冬でも常に微少。室温が上がりすぎたらストーブを消す。そうすることで室内の温度が逃げてゆくのを防ぎ、灯油の使用量を抑える。うん、なるほどなるほど。

今までのわたしは、ストーブをつけていて室温が上がりすぎたら一枚服を脱いで温度調節をしたりしていた。しかしこう燃料費が高騰していてはそんなこともしていられないので、これからは服を脱がずにストーブを消すことにしたいとおもいます。厚着をして、なるべく灯油は使わない生活をするのが今年の冬の目標です。スローガンは「使わない冬」。こうなったらどこまで使わないでいられるか、あれこれ工夫して挑戦してやります。とはいえ、こういった挑戦ができるのもわたしが健康体で、子供や高齢者や病気の家族がいないからなんですよね。保温が必要な家族がいたら挑戦はきっとしないです。というかできないです。

先日テレビのニュースで(どさんこワイドでだけど)、灯油難民という言葉をはじめて聞きました。灯油の使用量を抑えるために、なるべく自宅に居ないようにして外を出歩く人々のことをそう呼ぶのだそうです。灯油難民。なんと悲しい響き。北国では必要不可欠な暖房。多くの家庭では灯油を燃料とした暖房器具を使用しているというのに、原油価格高騰のあおりを受けてそれらを使えないという悲しさ。年金で生活している世帯や、母子父子家庭や病気の方がいる家庭については、燃料費の補助が受けられるとかそういった救済策があればいいのに。じゃないと厳しいじゃない。

灯油ではなく電気やガスを使う暖房器具に買い替えるか、冬でも暖房がいらないような暖かい場所に住むか、などといろいろ考えてしまいます。人間もクマみたいに冬眠できたらいいのに。そうしたら灯油いらずだよ。灯油は、燃やせばはかない暖かさをほんの一瞬だけ残して消えていってしまうからね。しかし実際冬眠することができたとしても、この社会の中ではそれは難しいかもね。今の人間の社会ってなんだか自然にも人にも優しくないなーとわたしはおもってしまいました。