真夏の結婚式。いいえ、まさか、わたしが結婚したんじゃないですよ。現在フリーの身とはいえバツイチになった直後にすぐさま売れてしまうほどモテモテではないでござる。
結婚したのは妹とスーさんだ。
彼らが約6年の交際を実らせてたどりついた場所。結婚、夫婦、家族。あなたたちが築く家庭はきっと温かでしょう。わたしは吹雪に凍える窓の外から、その幸福に満ちた灯りを、ずーっと見ててやるからおぼえておきなさいよ。ってそれ不審者か。
結婚式は感動的だった。わたしは泣かされた。人前で、花嫁のそばに立ち、ハンカチを目に当てたまま前を見ることができなかった。ふいうちだったし、なんだか恥ずかしくてくやしい。酔いがまわって変な行動をとってしまったし、思い返すと悶絶したくなる。妹に手渡された感謝の手紙はまだ読み返すことができない。それは、ヨックモックのクッキーの缶に入れて、わたしの机の引き出しにしまってある。はい、この手紙を保管するための缶が欲しくて、そのためにクッキーを買いました。缶が目当てでクッキーはおまけ。ビックリマンチョコを思い出す。シールが目当てでチョコはおまけ。
はなしは脱線しましたが。
式で出された料理はどれも素晴らしかった。子供たちにはおしゃれで豪華なお子さまランチが出されていて、その内容に目を見張ってしまいました。子供たちの好きなものばかり。夢のお子さまランチやー。息子は完食していました。
これで本当にスーさんは弟になった。で、スーさんのことをわたしはスーさんと呼んでいます。乙女の恥じらいなんのその。あっさりいけましたよ2回目に顔合わせたときに。スーさんはそんな感じの人です。彼はO型です。
なにはともあれおめでとう。末永くお幸せに。いろいろあるだろうけど全部ひっくるめてお幸せに。
あとわたしを呼んでくれてありがとう。縁起悪くてごめんね。こんな予定じゃなかったんだけどね、なぜかこんななっちゃったね。てへっ。