逆説的だけど虫が苦手だからこそ虫を捕るのがうまくなりました

スーパーで買い物をしてきて家に入り、荷物を冷蔵庫や棚にしまってからふと気がつくと、カーテンに虫がとまっていました。すべての窓には網戸があり、虫が入ってくるような隙間はないように思えます。なのになぜいるのかというと、やっぱりわたしにくっついてきたのかもしれません。外を歩いているあいだにいつの間にかひっついていた可能性。そんな虫さんを見て、わたしはすぐに台所のシンクの下にある引き出しからビニール袋を1枚取り出してきます。ビニール袋は常備してあります。野菜の保存とか、生ごみを捨てるのによく使うからね。そんな袋を何に使うのかというと、その虫を捕まえるためなのです。わたしはビニール袋で今までいろんな虫を捕まえてきました。ハエでもいけます。もうビニール袋での虫取りには自信がみなぎっています。達人レベルなのではないかと悦に浸ってしまいます。虫は動きが速いしせっかく外に逃がしてもらえるチャンスだというのにそれを理解していないのでかたくなに逃げ回りますが、それをがんばって捕え続けることで腕が上がりました。

さて今回もビニール袋で捕獲です。このずんぐりした感じの虫はおとなしいほうだったので簡単に捕まえることができました。

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ビニール袋に入れられてもがいています。今逃がしてあげるからね、と網戸をあけて窓の外に袋を突き出して振ります。さあこれでいなくなったろうとビニール袋を引っこめて、丸めて捨てようとしたら虫がまだ入っていました。あぶなっ。握りつぶしてしまうところだったじゃないか。ちゃんと逃げなさいよあなた。もういちどビニール袋を窓の外に突き出し、今度は裏返しにして振ります。虫がぽろりと落ちて、それからすぐに羽を広げて飛んでいきました。ふう、虫逃がしミッションの終了です。

ええ、虫が苦手ですよ。虫は小さいのでうっかり殺してしまいそうじゃないですか。知らずに踏みつぶしたりしてね。それに目とか鼻とか口とかに入ってきそうでそれも怖いんです。大口開けているときに虫が入ってきて、口を閉じたとたんじゃりっといったら(ひいいいい)、噛み殺してしまう。想像しただけで苦虫を嚙み潰したような顔になってしまいます。だから虫さんとは同じ部屋で過ごしたくない。居るのを知っていてそのままにしておくことがどうしてもできず、捕獲をしては外に逃がすのです。

数日前の夜にも虫を捕まえて外に逃がしました。毎回どこから家の中に入ってくるんだろうと不思議です。外から帰ってきたときに、自分の体のどこかにくっついているのを知らずに家に入ってきてしまうからなんじゃないかなとは思うんですよ。そうして意図せずも家の中に入ってきた虫は、しばらく物陰に潜んでいてやがて出てきて鉢合わせといったパターンなのでしょうか。春から秋口にかけては虫の活動する季節。今日も明日も明後日も、虫が家に入ってくるたびにビニール袋を振っては虫を捕獲しつづけるのです。これがゲームだったら虫ハンターの称号とか得られるんでしょうね。よし、自分で虫ハンターということにしておきます。ビニール袋を手に今日も虫を逃がす。わたしは虫ハンター。でもそれを楽しんでいるわけではなく、毎回及び腰でやっているのでできれば家に入ってこないでほしいのですが、虫だって入ってきたいわけでもないですよね。お互いに気を付けようぜ、見つけたら逃がすから、頼むから逃げ回らないで。本当は怖いの。

最後は幸せすぎて怖いのみたいな恋愛中の乙女のようになってしまいました。わたしは40代後半の心は乙女です。さあもういい時間なので寝ましょう。ぐなあーい。