息子の予防接種記録、注射に慣れてきた自分がいる

あのやわらかい、むちむちの腕に注射針が刺さる。その瞬間を、はじめのころは直視できなかった。しかしいまでは「はいはいがんばってねー」と思いながら、看護師さんに言われるままに息子を固定しつつ平常心で眺めている。

妊娠が判明してからわたしは、病院で頻繁に血を抜かれた。健診のたびに毎回抜かれていたわけではないので、頻繁ということもないのかもしれないけど、わたしにとってはそれでも頻繁だった。いま手元に母子手帳があり、それによると妊娠中に5回、産後に2回採血している。貧血や病気の有無などについて調べるためだ。血液検査の結果、心配だったトキソプラズマが陰性だったので、子供のころから猫と暮らしていたわたしは驚きつつも安心したし、貧血が判明して鉄剤を服用することもできた。だから必要なことだとはわかっていたけど、注射が苦手でたまらないわたしとしては毎回血の気の引く思いをさせられた。出産してしまえばもう血を抜かれることはないと思っていたのに、産後の病室で「採血しますよー」と言われたときには、くちにこそ出さなかったものの「まーじでー」と動揺した。平静を保っていたつもりだったけど、たぶん隠しきれていなかっただろう。がーん、だった。

産院から戻ってしまえば、もう採血をされることはない。しかし今度は息子のワクチンラッシュ。自分の腕に注射針が刺さるのを見るのでさえ無理だったのに、無力な赤ん坊の、無垢な身体に針が刺さっていくのを見るなんてできっこなかった。注射をするときには、わたしが処置室の椅子に座って息子を膝の上に座らせる。そして身体に腕をまわして固定する。看護師さんは腕を押さえる。そしてもうひとりの看護師さんがぶっすーっと針を刺す。針が皮膚に当たり、腕の肉が少しへこみ、あと少しちからを入れたら表皮を突き破る、というところでわたしはさっと顔をそむけていた。息子は大泣き。看護師さんが注射針を引き抜き、針の痕を脱脂綿でふさいでテープで留めたところで抱っこして、背中をさすってなぐさめながら待合室へ戻った。それを何回繰り返したことだろう。

というわけで、ぶっすーの回数を数えるため、まずは現時点におけるワクチンの全記録を書きだしてみましょう。

  • 01回目 2011年02月07日 Hib 1回目
  • 02回目 2011年02月07日 肺炎球菌 1回目
  • 03回目 2011年02月28日 3種混合 1回目
  • 04回目 2011年03月30日 3種混合 2回目
  • 05回目 2011年04月08日 BCG
  • 06回目 2011年05月12日 Hib 2回目
  • 07回目 2011年05月19日 肺炎球菌 2回目
  • 08回目 2011年05月26日 3種混合3回目
  • 09回目 2011年06月09日 Hib 3回目
  • 10回目 2011年06月16日 肺炎球菌 3回目
  • 11回目 2011年10月28日 ポリオ 1回目
  • 12回目 2011年12月01日 肺炎球菌 4回目
  • 13回目 2011年12月12日 インフルエンザ 1回目
  • 14回目 2012年01月10日 インフルエンザ 2回目
  • 15回目 2012年01月19日 MR 1回目
  • 16回目 2012年02月20日 おたふくかぜ
  • 17回目 2012年03月23日 水痘

ひいっ。じゅ、じゅうななかい。でもポリオだけは経口なので針は刺さっていないから、これを除いたとしてもぶっすーが16回。あらためて数えてみると驚く。こんなにワクチン打っていたのか。生まれて1年4か月のあいだに注射16回。どうりでわたしも慣れるわけだ。いつからだったかはおぼえていないけど、段階を踏んでガン見に移行していったんだと思う。完全に顔をそむけた状態から、次はおそるおそる横目でちらりと、やがて正面を向いて直視を、そしていつしか平気になって。妊娠中から産後、そして息子のワクチン接種を経てわたしは成長し、すっかり注射を見るのが怖くなくなった。もっとも、自分自身に針を刺されるのは痛みをともなうぶん平気ではないかもしれない。でも直視はできるような気がする。そして息子も成長した。去年のうちは、なにがなんだかわかっていなかったんだと思う。病院をいやがるわけでもなく、白衣の医師看護師を見て泣きだすようなこともなかた。病院へ行く=痛いことをされるというふうに関連付けてはいなかった。接種直前に看護師さんの顔を見てにこにこすることもあった。看護師さんは笑顔を見せられると注射するのが心苦しいと言っていたっけね。でも先日の水痘ワクチンのときはわたしが処置室の椅子に座るなり、膝の上できーきー言いながらいやがっていた。注射されるってわかったんだろう。だんだんそういうこともわかるようになってきたんだね。これだけワクチン打ったんだもの、これでもう終わりだよ、って言いたいところですが。あといくつかぶっすーの予定があります。

  • 3種混合 第1期追加 2012年05月26日から11月ごろの予定
  • 3種混合 第2期 11歳から12歳 小学校から案内あり
  • ポリオ 2回目 2012年05月の予定
  • MR 第2期 年長さんになったら
  • Hib 4回目 2012年06月09日になったら打てる

ポリオは経口なのでやっぱり除くとして、あと5回。それが終わったとしても、インフルエンザは必要なら毎年打ってもらおうと思っているので......毎年予防接種でしょうか。大きくなるにつれて病院に行っただけで泣くようになったりするのかな。そしてある程度の年齢になったらいつかおさまる、とか。

さて、次なる接種は6月のHibでしょうか。Hibは1週間経ったらほかのワクチンを打てるので、その次に3種混合かな。あ、その前に5月にポリオだ。これは1か月あけないと次のワクチン打てないから、5月の日程の早いうちにポリオの接種を受けて、そしてHib、次に3種でいきましょう。ワクチン打ちはじめのころは、こういったことが理解できなくていつ何を接種してもらったらいいのかさっぱりわからず、病院で教えられるままに接種してもらっていましたが、これだけ繰り返しているとわかるようになってきますね。

とりあえずHibと3種混合のぶっすーに耐えるのだ。がんばれヒロキ。母さんは......君の注射を見るのは平気になっちゃったけど、とにかくがんばる(何を?)。