夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

なんにもできてなーい、さびついた回路を使っておいしいを得る

スマホの写真を整理するため文章はあとにしてとりあえずここにどんどん貼っていこう、と思っていたけど作業が全然進みません。やっぱり時間がないんですよね。休みの日は疲れ切っていて爆睡の昼寝しちゃうし、こまごまとしたことをこなしていたらあっという間に日が暮れて夕飯を作らなければならない時間になりそこからなだれ込むように食器洗いにお風呂にストレッチにと過ごしていたら、気づけばもう夜も更けて眠くて布団に入ってしまうっていうね。どうしたらいいんでしょうね。見たい映画とかアニメもたまっているし、やりたいことができないのがストレスです。

もうね、ひとりだったら食事も適当に済ませるけど、育ち盛りの11歳の子どもがいる身としてはやっぱりちゃんと栄養を摂って欲しくて料理をがんばっています。ビタミンミネラルたんぱく質炭水化物。ああでもめんどくさーい。やるよ、やるんだけどもう心も体も重くてだるい。毎日夕食の準備の時間になるとデリバリー頼もうか食べに行こうかとか考えちゃうけど、冷蔵庫に入っている食材の消費期限もあるしお金かかるしなーと思って結局作る。でも逡巡している時間があるぶんほかの家庭よりも晩ごはんは遅め(←今変換候補にお染って出てちょっとおもしろかった人名か)かもしれない。

昨日は久しぶりに、本当に久しぶりにトンカツを作った。スーパーでいい感じのお買い得豚ロース肉を見つけてね、これでトンカツを作ったらおいしいだろうなと思って買ってみたんですよ。迷いましたよ。トンカツを作るあの工程がめちゃくちゃめんどくさく感じられたから。トンカツは食べたいけどでも本当にあの工程に耐えられるのかと。本当にやりきることができるのかと。やっぱりね、ただ塩コショウを振って焼いちゃおうかなって迷ったよ。でもせっかく材料もあるんだしと思ってがんばって作りました。でもやっぱり本当にめんどくさかった。お肉をまな板にのせて包丁を振りかざしてトントントントンして、塩コショウふって小麦粉まぶして卵にくぐらせてパン粉つけて油で揚げる。それと同時進行で汁物にサラダに果物にと用意して。洗い物もしながらいろいろ頭の中で組み立てながら作業しないといけなくて、しばらく使っていなかったその回路をがんばってまわして。「っかーっ、めんどくせえええ」と思いながら粉まみれパン粉まみれになった手を拭いてやっぱり後悔して。

でもそうして作ったトンカツの評判は良かった。しかしあまりにも久しぶりに作ったため、息子は前回いつ手作りトンカツを食べたのか思い出せず「人生ではじめてお母さんのトンカツを食べた」と言っていた。いや作ったことあるし。食べたことあるし。その記憶がなくなるほど久しぶりだったってことだねごめんよ。もうあの工程が、身もだえするほどめんどくさいんだよ。いつも主菜は味付け済みの焼くだけのお肉とか、親子丼に牛丼に麺類なら焼きそばにラーメン、そして王道のカレーライスにクックドゥシリーズとかそれらを回してなんとかしのいでいた。たまに値引きのまぐろのたたきとかお刺身が売っているときにはそれを使って海鮮丼を作るときもある。海鮮丼は楽でいい。ごはんに海苔を散らして具を乗せるだけでいいからね。少し救われた気持ちになる。

というわけでトンカツは、というか揚げ物は久しぶりだった。やっぱり揚げたてアツアツはおいしいね。自分も食べたかったし、息子にも食べさせたかったし、めんどくささに耐えたかいがあった。これからもたまには揚げ物を作ろう。数か月前にタラのフライを作ってそれも好評だったからね。今回はそのときに用意した小麦粉(手間をはぶくためふりふりするやつ)とかパン粉とかがあったからトンカツもお肉買ってくるだけで作れたし。あーでも工程多いし洗い物出るしで憂鬱だ。できたてだからおいしいんだけどねぇ。わたしも普段は夕食をがっつり食べると胸やけしちゃうから軽くしか食べなくて、でもトンカツはどうしても食べたくて、激しい胸やけが来るかもと覚悟してたら全然なんでもなくて。不思議と大丈夫だったんだよね。

小麦粉もパン粉もまだあるから近いうちにまたトンカツを作りたい、けどめんどくさい、だけども作るとおいしい、そこでまた逡巡することになるわけですが。お肉さえ買ってきたらなんとかなることがわかったので、また重くてだるい心と体を引きずりながらもやってみましょう。