書いた後に思い出しちゃった。中学生時代のこと。どちらかというと恥ずかしい思い出なのですが・・・。
中学に上がりたてのピカピカの1年生だった頃、突然担任の先生から職員室に来るように言われ、なんだろうといぶかしみながらも行ってみた。そして職員室で担任にいきなりこう言われた、「おまえな、その髪の色はなんだ?染めてるのか?それになんだ、コテを当ててるのか?」と。
当時、「コテ」と言ったら牛のお尻に焼印を押す「焼きゴテ」しか知らなかったわたし。担任の口から出た「コテ」という言葉に、ちょっぴりパニック状態。頭の中には、真っ赤に熱せられた「焼きゴテ」をお尻に当てられて苦痛に叫ぶ牛の姿が・・・。
次の瞬間わたしの口からは、「はあっ?」というすっとんきょうな叫び声が発せられていた。職員室中の先生がわたしに注目した瞬間。
その後わたしは、驚きと困惑の表情を浮かべながら、「コ、コテぇ?な・・・そんな・・・そんなもの頭に当てるわけないじゃないですか!どどどどうしてそんなこと?そんなことする人なんているんですかー!?」と天然炸裂な発言をしてしまった。
逆にびっくりする担任。チラリと見やった隣のデスクの先生は、ニヤリといいうイタズラっぽい笑いを浮かべ、担任の顔を覗き込むように見ていた。まるで、「この子、本当にやってないよ。ミステイクだね。」って言ってるみたいだった(今思えばだけど)。
以降、わたしは中学の3年間を通して、どの先生にも髪の色や天然パーマであることで何か言われたことは全く無い。あの時、全ての先生に、この髪が天然であることを強烈に知らしめたのでしょう。クラスが変わって担任が変わってもなんにも言われなかった(天然ボケであることで救われたという数少ない例)。
後日、「コテ」という髪をクルクル巻いたりする道具があることを知った時のわたしの赤面っぷりは、そりゃあもう激しかったです。恥ずかしさに身悶えしました。