夕霧ジャーナル

ブランクはありますが2005年から長く続いているブログです。

厳冬の証明写真機と水道管凍結

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屋外にぽつんとたたずむ証明写真機。毎年冬がやって来るたび、わたしはこの証明写真機のことを思う。寒ければ寒いほど気になってしまう存在。だって証明写真って、もこもこに着こんだ状態では撮れないじゃない?コートを脱ぎ、マフラーも帽子もはずして背筋を伸ばし、きりりとした顔で写らなくちゃならないでしょ?最高気温が氷点下な日にはそれはとても根性がいるような気がして、このあたりを通りかかるたびに「きびしいのう」と心の内で呟いてしまいます。

話変わって。2月の4日に水道管が凍結してしまいました。めったにない冷え込みにやられてしまったのです。3日の最低気温は氷点下12.6度。日中も気温は上がらず最高気温は氷点下9.5度。そして翌日4日の最低気温も前日と同じく氷点下12.6度。朝は確かに水が出たのですが、出掛けているあいだに凍ってしまったようです。この日も真冬日最高気温氷点下5.6度。連日の寒さで冷え切っていたのでしょう。こんな日は日中でも、家を空けるときには水を落としておいたほうが安心です。しかし油断していてそれを怠った結果、まさかの水道管凍結。蛇口からちょろちょろと水が出た後、どこからか「がっこん」というくぐもったような音が聞こえて水は止まりました。はうう。

水が使えないのってめちゃめちゃ不便です。洗濯はできないし料理も無理。ちょっと手を洗うとか、お茶を飲みたいからやかんに水をくんで沸かしたいとか、トイレの水を流したいとか全部無理。水を絶たれて解るその有難さ。暮らしていくために水は欠かせない。なのに水が出ない。とたんに心細ーい気持ちに。

とりあえず自分でなんとかしてみようと解凍に挑戦。まずは部屋を暖めることからはじめよう。暖房を入れて室温を上げてみる。同時にドライヤーを引っ張り出してきて蛇口に当ててスイッチオン。熱風で凍結した部分が融けてくれるかもしれないという希望を抱きながら、蛇口を全開にしたまま10分ほど頑張ってみた。しかし。うんともすんとも言わない。ストーブの火を大きくして部屋の気温が十分に上がってから再びドライヤーで10分間蛇口を熱してみたけどやっぱり出ない。お、て、あ、げ。

白旗上げて大家さんに電話しましたとも。そしたら業者さんと一緒にやって来てたちまち直してくれました。やはりプロの仕事は違うね。蛇口から水が出た瞬間「おおー出たー」と言って喜んでしまいました。これからは気をつけます。お騒がせしてごめんなさい。修理代は後日請求。いくらくらいかかるのかな。

ここ数日、テレビのニュースも凍てついていました。この日、占冠村(しむかっぷむら)の最低気温は氷点下34.4度。目にも寒い数字。そして翌日は網走(あばしり)で氷点下33度。凍結により水道管が破裂して断水。一万六千世帯2万人に影響が。テレビでは給水車に並ぶ人々の映像。水道管を凍結させてしまった直後だけにその不便さが手に取るように解ります。トイレも使えないなんて不便すぎる。みなさんどうされていたんでしょうか。もう復旧しましたか?

今年の冬は本当に寒いですね。でも2月を乗り切ればあとは暖かくなるばかり。やがて来る春を思いながら、冷え込む夜は水道管の水抜きをすることにします。凍結の後、「さっぽろお天気ネット」の水道凍結情報を毎日チェックすることにしました。今日は「念のため」となっているので、とりあえず水を抜いて寝ましょうか。もう凍らせたくないです。