イヤイヤ期まっただなかの息子がお父さんから銭湯へ行こうと誘われ、それを拒否し、しまいには「お父さんきらいのー」と言っていた。「きらいのー」というのは「きらいなのー」ということだ。
でも本当はきらいなんかじゃない。だけど言いたいのだ。「いやだ」とか「だめ」とか「行かない」とか「きらい」とか。たとえそれが自己の気持ちとは真逆の言葉であっても否定的な言葉を口にしてしまう。これが保護者てこずるイヤイヤ期なのだ。
それは子供が成長していく上での通過点だからめっちゃ大変でむきーとなるけど、そのたびにクックロビン音頭を倍速で踊ってなんとかやり過ごすのは仕方がないとして、わたしはその「きらいのー」という言葉に十字架天使を思い出した。
アニメのビックリマンだ。十字架天使の言っていた「やーのやーのー」というセリフがあの声色でよみがえる。と同時に子供のころ見ていたアニメがいくつかなつかしく思い出された。およねこぶーにゃんとぐーぐーがんも見たいなぁ。
♪おーよねこぶううにゃん、だーよ、いもいもっ。
息子のその後。お父さんが「じゃあひとりで銭湯に行ってくるよ」と言って玄関へ向かうと、「お父さん行っちゃったー」と泣きべそをかいたので、わたしは「お父さんぼくも行くよーって言っておいで」と教えた。息子は「うん」と言って走り出しお父さんに上記のセリフを伝え無事一緒に銭湯へと出掛けることができたのでありました。めでたしめでたし。
あ、そうだ。ビックリマンはよくできたアニメだなあと思っていました。水戸黄門みたい。1話完結。つづきはまた来週ってことがないので「ああっここで終わるのか次はどうなるんだああー」ってならなくてすっきりです。それから十字架天使はストライクエンジェルになるけど、どちらかといえば十字架天使のほうが好きです。かわいいですよね。